News
大阪・関西万博の使用済み板ガラスを回収し、水平リサイクルを実施
2025.09.08
- サステナビリティ
当社グループのセントラル硝子プロダクツ株式会社(以下、CGP)は、大阪・関西万博(以下、万博)において大和ハウス工業株式会社が施工したパビリオン「電力館」(施主:電気事業連合会)で使用されたガラスを、万博閉幕後に回収し、板ガラスへの水平リサイクルに取り組みます。これを機に、CGPでは、施工済み板ガラスの水平リサイクルの取組みを推進してまいります。

現状、施工済みの板ガラスの大部分は廃棄物として埋立処分されており、環境負荷の軽減が課題となっています。一部はグラスウールや路盤材などにカスケードリサイクル*¹されていますが、我が国でもリサイクルの高度化が求められていることから、CGPでは今般、万博の「電力館」に施工されたガラスを回収し、板ガラスから板ガラスへ水平リサイクルすることで、廃棄物の埋立処分量の削減に貢献します。
また、廃ガラスを原料の一つであるカレットとして再資源化することで、板ガラス製造に必要な天然原料(珪砂や石灰石など)の採掘量の削減、また、ガラス溶融時のエネルギー使用量およびCO₂排出量の削減ができることにより、更なる環境負荷の軽減が期待されます。なお、施工済み物件の建築用板ガラスを建築用板ガラスとして再資源化する水平リサイクルは、西日本地区で初めて*²の取組みとなります。
*1:品質的に低位な製品の原料として再利用するリサイクル
*2:CGPの調査による

この水平リサイクルは、万博閉幕後、電気事業連合会、大和ハウス工業株式会社、CGPの特約販売店である株式会社樫野の協力のもと、実施を予定しております。
セントラル硝子グループでは、板ガラスの水平リサイクルの拡大を通じ、循環型社会、そしてサステナブルな社会の実現に貢献してまいります。
本件に関するお問い合わせ先
セントラル硝子株式会社
コーポレート・コミュニケーション部
IR・SR・広報グループ
TEL:03-3259-7062
セントラル硝子プロダクツ株式会社
イノベーション推進室
TEL:0598-53-3005
https://www.cgprd.co.jp/contact/