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2025年度 入社式 社長挨拶 (要旨)
2025.04.01
- ニュースリリース
新入社員の皆さん、セントラル硝子への入社、誠におめでとうございます。セントラル硝子グループを代表して心からお祝いを申し上げます。皆さんには、当社での社会人生活を有意義なものとして成長し、そして会社の将来を担ってもらいたいと思っています。
さて、当社には1936年の創業以来、「ものづくりで築く より良い未来」という企業理念が脈々と受け継がれています。一方で、昨年、従来の行動規範を刷新し「私たちの価値観と責務」として主体性、挑戦、個の尊重、誠実、安全、品質、環境についての7項目の心構えを策定しました。会社の共有の意義であり、信条である「企業理念」のもと、当社の社員として、また社会人としての基本的な心構えを自分事とするため「私たちの価値観と責務」を行動の指針としてください。
現在の当社は、成長領域と従来からのコア領域からなる8つの事業、素材化学品、医療化学品、電子材料、エネルギー材料、肥料、建築用ガラス、自動車用ガラス、ガラス繊維から成り立っています。この中で、素材化学品、医療化学品、電子材料、エネルギー材料の化成品4事業のほぼすべての製品は、当社の研究開発から生まれ、現在の収益の中心となっているため、当社は「人々の暮らしを素材で支えている研究開発型の会社」であるといえます。
しかし、足元の経済環境の変化は著しく、米中摩擦や物価高などにより当社事業も影響を受けています。特に電気自動車の需要減退の影響を受け、エネルギー材料事業の業績が急激に悪化しており、2024年度は対前年で大きな減収減益が見込まれますが、しっかり収益改善に向けた対策に取り組んでおり、早期の復活を目指しています。
このような中、当社は昨年、長期ビジョンであるVISION 2030を発表し、「サステナブルな社会に寄与する『スペシャリティ・マテリアルズ・カンパニー』になる」という地球規模の課題解決に取り組む目標を明示しました。今年度から始まる3年間の中期経営計画は、このVISION 2030の目標に向かう具体的な計画となり、来月には社内外に発表を予定しています。ぜひ新入社員の皆さんと一緒に新中期経営計画およびVISION 2030の目標達成を目指したいと思います。
当社は、社員がいつも「スマイル」でいられるように心理的安全性の向上を図るという人材戦略を推進しています。組織で働き、人生を明るく歩むために必要なこと、それは心の安全性を保ち、健康で毎日が楽しいと感じられることです。当社は、安心して安全に気持ちよく働ける職場作りを目指して人材戦略を推進しています。また、社員の心と体の健康を最大の財産と捉え、健康経営を推進していることが評価され、本年、健康経営優良法人に認定されました。さらに、人材を競争力の源泉と捉え、社員一人ひとりの多様性と主体性を尊重し、体系的な人材育成とキャリア開発に取り組む人材育成方針を掲げています。そして、「企業理念」および「私たちの価値観と責務」に共感し、経営戦略の遂行とグループの持続的な成長を支えるプロフェッショナル人材を育成するためのサポート体制を整えています。
最後になりますが、これからの社会人生活の中で、時には厳しいと感じることも悩むこともあるかと思いますが、失敗を恐れずに何事にも挑戦してください。若い力で新たな取組みを提案し、周囲を巻き込む活動を期待しています。そして、一緒に将来を考え、わくわくする未来を築いていきましょう。皆さんが笑顔で心身ともに充実した社会人生活を送り、ベストが尽くせるよう応援しています。
代表取締役 社長執行役員
前田 一彦
本件に関するお問い合わせ先
セントラル硝子株式会社
コーポレート・コミュニケーション部 IR・SR・広報グループ
TEL:03-3259-7062