EN

募集テーマ

2018年 第53回テーマ自動運転が変える「くらし・まち・建築」

AIの発展にともない自動運転車の開発が急ピッチで進められている。現時点では自動運転に関するさまざまな基準が検討されているが、加速・操舵・制動をすべてシステムが行い、システムが要請したときのみドライバーが対応する「レベル3」の自動車の発売が2018年に予定されている。どのような条件下でもシステムがすべての運転タスクを実施し、システムからの要請などに対する応答も不要な完全自動運転である「レベル5」が実現するのも、それほど遠い未来ではない。

では、この完全自動運転車が現れた時、われわれの「くらし・まち・建築」はどのように変わるのだろうか。

自動車が整然と走るため何車線もの車道が必要なくなり駐車スペースも最小限になるため、歩行空間が広がり、都市に新たな場所が生まれることが想定できる。歩車を分ける道路の境界もなくなるかもしれない。

くらしやまちづくりの面から見ると、郊外団地や高齢化が進む地域では人や物流を担う足となり、公共交通機関であるバスやBRT(バス・ラピッド・トランジット)などの自動運転化により、コミュニティのあり方も大きく変わることが考えられる。シェアカーもさらに広がるだろう。リニア中央新幹線が開通すれば、超高速移動で遠くの都市がつながる一方、住んでいるまちでは、自動運転車により網の目のようなきめ細かい結びつきをつくることができる。自動車のデザインも大きく変化すると思われる。運転者がいなくなることで、単なる移動手段から、自宅でもオフィスでもない「第3の空間」、老若男女、誰でも自由に乗れる新しいタイプの空間に生まれ変わる。バスなどは新たな公共空間として見直されるかもしれない。

自動運転により、あらゆる面で「くらし・まち・建築」が変わっていくことが考えられる。そこで、自動運転が変える未来のかたちを募集する。「くらし・まち・建築」という環境全体を考えた提案はもちろん、身近なくらしの提案でもよいし、建築や都市レベルの提案でもよい。また、自動車のデザイン提案でもよい。発想を豊かにして、自動運転が変える「くらし・まち・建築」の具体的な姿を提案してほしい。

Copyright © Central Glass Co., Ltd. All rights reserved.

pageTop