自動車ガラス加工工場の現地化を目指して

 私はアメリカでプラントエンジニアの仕事をしています。セントラル硝子の関連会社である『Carlex Glass America』のナッシュビル工場に新設された自動車ガラス加工設備が職場です。加工設備は日本の設備を元に作られていますが、操作やメンテナンスを行い、ガラスを生産するのは現地アメリカのスタッフ。まだ現段階では、設備トラブルが発生した際に、現地のエンジニアだけでトラブルを解決できない場合があります。将来的には現地スタッフだけで操業を行うことが求められますので、スタッフを教育しながら、共同でトラブル解決に当たり、現地スタッフが使いやすい設備になるよう、またトラブルが起きないように改善を行っています。これに加えて、設備保全、歩留まりアップ、タクトアップにも取り組んでいます。

言語や文化、習慣という壁を乗り越えて

 アメリカでは日々難しさを感じながら業務に取り組んでいます。設計やトラブル解決には、専攻だった機械だけでなく電気の知識も必要とされました。その勉強と並行しながら、英語の勉強も欠かせません。例えば「隙間」という日本語に対して、英語ではgap / clearance / distanceと複数の単語があります。どの場面でどの単語を使うかの判断には知識と経験が必要です。毎日のメールの読み書きも勉強だと思って取り組んでいます。会話では身振り手振り、時には絵を描いて意思を伝えられるよう努力しています。文化と習慣の違いも大きいですね。どうすればこちらの指示が問題なくスムーズに実行されるか、あらゆるケースを想像しながら仕事を進めています。とにかく想像力が鍛えられますね。そういった困難を乗り越えて、設備が動くようになったときには、やはり成長を感じられます。